出産授乳による乳頭の肥大

出産授乳後、バストが縮小し乳首は肥大することは、高頻度に認められますが、肥大の程度が強い場合、乳頭の劣化が強くなり、その変化を受け入れることが出来なくなります。特に若くして出産した方は、同年代の友人と比較して、乳首の肥大を受け入れることが出来ず、コンプレックスを抱えているようです。乳首は肥大すると変形したり下を向いたりする傾向があり、バスト全体の若々しさが失われ、元に戻りたいということで御相談をいただいています。
出産後の乳頭縮小
バストが小さくなったことは受け入れられるとしても、乳首が大きくなったことは、受け入れられず、人に見せられない嘆く方もいらっしゃいます。友達と温泉に行けないので治してほしい、バツ1になり新しい彼氏に申し訳ないので治してほしいという御希望の方もいらっしゃいます。乳頭縮小手術をすることによりバストが若返るので、精神的にも若返ったと喜んでいただけることもあります。
出産後の乳頭のお悩み
- 乳首が大きくなり人に見せられない。
- 乳首が大きくて健康診断の時、恥ずかしい。
- 乳首が下着にこすれて、痛みやかゆみがある。
- 下着をつけていても乳首の形が分かり、厚いパットをつけている。
- 新しい彼氏が出来たので、過去を清算したい。
- 劣化した乳首を見ると憂鬱になるので治したい。
出産授乳後の乳頭肥大の特徴
- 乳首が肥大します。
- 乳首が伸びて下を向くことがあります。
- 乳頭肥大と同時にバストが縮小します。
- 乳頭の形が歪になり、変形を伴うことがあります。
- 乳頭がシワシワになることがあります。
出産授乳後の乳頭縮小手術
- 乳頭の縦軸方向が伸びるために、頭が下を向く傾向があります。縦軸方法を縮小し、半球状に形成することを望まれる方が多くいらっしゃいます。
- 乳頭の横径も肥大している場合には、乳頭に楔状切除を加え、乳頭横径の縮小を行います。
- 手術後にも授乳を希望される場合には、乳管を温存し、授乳機能を維持する必要があります。
乳頭縮小乳頭下垂
術前
術後7日目


52歳 既婚女性。乳頭縮小
症例経過:出産後乳頭が大きくなり、乳頭肥大により悩んでいたものの、仕事や子育てに忙しく、30年くらい放置していたという症例です。今回長年の乳頭の悩みを解消したいという思いから御相談いただきました。乳頭は大きくなり、下垂して下を向いている状態でした。伸びて大きくなった乳首を短く、小さくして綺麗な乳頭を作製しました。
症例解説:出産授乳後の方は、乳頭が大きくなり伸びて下を向くことがあり、とても気にされる方がいらっしゃいます。このような乳頭肥大下垂でも適切な治療を行うことにより若かったころの乳頭に近づけることが出来ます。乳頭縮小には、傷が気になる、もう少し小さくしたいなど、術後のデメリットやリスクが報告されています。手術をされる際にはご注意いただきたいと思います。