乳頭下垂症
乳首が大きくなると、重みにより下を向く傾向が強くなります。特に出産授乳後などで乳首の皮膚が引き伸ばされている場合、乳首の付け根が細くなり折れて下を向いてしまいます。このような状態を乳頭下垂と言います。乳頭下垂になるとバスト全体が崩れた印象が強くなり、バストが老けて汚く見えるために悩まれる方が多いようです。
胸を人に見せられない、誘われても温泉や旅行に行けないと言われる場合があります。また、女性で無くなったかのような精神的ショックを受ける場合があります。
乳頭下垂の特徴
- 乳首の頭部分が大きくなり、引き伸ばされて、根元が細くなります
- 乳頭が下を向いた状態になります
- 乳首が折れ曲がった状態になります
- バストが崩れ老化した印象が強くなります
乳頭下垂の治療
乳頭下垂はそのまま放置した場合、改善することはありません。マッサジなどで自己修復させることもできません。乳頭下垂を治療するためには手術治療が必要になります。
乳頭下垂手術
- 乳頭下垂症状を呈している場合、乳頭の縦径を短くして、折れないように作り直すことが必要になります。乳頭下垂症の手術は、乳頭縮小の手術より難易度が高くなります。
- 下を向いている乳頭を上に持ち上げる、いわば乳頭のリフトアップ手術ということになります。
- 乳頭下垂症手術を行うと、乳首は上に向いて、若々しい乳首が再生されます。
- 乳首の根元で、細くなっている部分を傷つけると、授乳が出来なくなるために注意が必要です。
乳頭縮小乳頭下垂
術前
術後12日目
44歳、既婚女性。乳頭縮小、乳頭下垂
症例経過:出産授乳後、乳頭が肥大して垂れ下がるようになった症例です。下を向いて垂れ下がった乳首に悩み、治療を希望されました。伸びきった乳頭基部を短縮して、更に乳首の大きさを小さく、形を整えました。半球状の小さい乳頭になりバストが若返りました。。
症例解説:乳頭が下垂して下を向くと、バストが老化して汚く見えるために、気にされる方が多くいらっしゃいます。一般的な乳頭縮小手術より難易度が高い手術になりますが、治療により修正可能です。友達と温泉巡りを楽しみたい方や、離婚を経験して新たな出会いにチャレンジしたい方に喜ばれています。乳頭下垂手術には、授乳機能に障害を起こすことがある、傷が目立つことがあるなどのデメリットやリスクが知られています。手術に先立ち十分説明を受けてください。